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並木道はすっかり落ち葉に覆われて、私は落ち葉を踏みしめながら歩いた。落ち葉の音は
シャリシャリと、感触は柔らかく足に伝わり、どんな道よりも歩くのが気持ちいい。 あれはおそらく12、3歳の頃だったか、校庭に積もる大量の落ち葉を見て、私と私の 数少ない友人が、落ち葉を集めて焼き芋したいなあ、と誰ともなく言い出した。しかし学校の 中でそんなことをするわけにはいかず、なんとかならないかと思っていたら、友人の1人が ウチの庭で焼き芋やろうと言い出したのだ。 それから数日間、私たちは校庭や公園などで落ち葉をゴミ袋数枚分ずつ集めて、焼き芋 決行日にその友人の家に行った。 その子の家にきて驚いたのは、庭がすごく大きかったこと。建物よりも庭の方が大きかった んじゃないかと思うほどだった。そして確かその子のお父さんがある程度準備してくれて いて、落ち葉を集めて芋を焼けばよいようにしてくれた。そして芋を焼く時も、危険なことは その子のお父さんが手伝ってくれた。 焼けた芋を食べたときは、かなり美化された部分を差し引いても、すごく美味しかったと 記憶している。 もう二度とこんなことをすることもなければ、こんな喜びを味わうこともないんだろうな (私とその友人たちは、まだまだ無邪気なところがあったから)と、遠い昔の記憶に思い をはせながら、夕暮れ時の並木道を歩いたのだった。
by imymegallery
| 2006-11-29 18:31
| 日常生活の一部
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