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2006年 07月 08日 ( 1 )
深海魚、あるいは記憶の底に刻まれた人たち
私が自分のサイトを立ち上げてから5年が過ぎたが、
インターネットをやりだしたのは更に5年ほど前にさかのぼる。
最初はパソコンすら持っていなかったので、NTTの体験コーナーで
スタッフに注意されるまで遊んでいただけだったが、そのうち
パソコンも買ってプロバイダとも契約すると、夜な夜な色々な
サイトへ出没するようになった。その中でも「世間一般では暗いと
言われるけれども、心から言いたいことが言える」サイトへ
よく行き、そこに大抵用意されていた掲示板で、自分の喜怒哀楽を
ぶつけていた。お互いに悩み苦しみを言い合って、共感して、
心がつながったような気分になったものだ。

しかし、やがて何らかの理由で書き込みがなくなったりする人は
当然いた。サイト自体が閉鎖されたりもした。私は、この頃共に
悩みを言い合っていた人たちの記憶が今もこびりついている。
どこかで再会できたらとても嬉しいけれど、そうでない人もいる。
そしてそうでない人に限って、あの人は今どうしているのだろうと
思い、あの人の書き込みの内容を思い出したりする。そんな人なんか
忘れればいいのに、と思うかもしれないが、ネット上とは言え思いを
通わせる密度は濃かっただけに、忘れられないのである。現在つき合い
のある人の中に、代わりとなる人はいないのだから。
そしてその中には、もう二度と戻ってこない人もいる……。

私は、そんな人たちが愛しくてたまらない。かつて出会い、私の喜怒哀楽
を受けとめてくれた人たち。正直言うと、その人たちと比べると現在私と
交流のある人にはまだ疑心暗鬼になってしまうところが多い。つらい
こととか隠したくなることもある。でもやっぱり大切な人たちだ。この
つながりを大切にしたい、と心から思う人たちがいるのはとてもありがたい
ことだ。少しずつ親密になって、ずっとずっと、大切にしたい。

私の精神は数々の傷を受け、世間一般から見ると歪んだところがあるような
気がする。しかし私は、その精神(というか、ここでは脳の働きのことを
言っている)のおかげで今のような生命活動や創造活動が出来ているように
なったと思うようになった。だから、私はその歪みを受けいれて生きていきたい
と思っている。

今では、そういう世間一般に暗いサイトには行かなくなったけれども、時に
あの頃を思い出しつつ、私は深海にひっそりと住んで、光を放ち続けたいのだ。
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by imymegallery | 2006-07-08 23:46 | その他